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第二章☆初めての部屋探し:1.社員寮のくらし

短大を卒業し、社会人になった私は、就職した会社の研修が東京で行われる為、単身上京してきたのでした。荷物は研修期間の二ヶ月をそれなりに過ごせるだけの身の回りのものだけです。

研修期間中、社員寮に入ることになっていましたが、寮といっても、ただファミリー用の賃貸マンションを十数戸借り上げたものでした。
どの部屋もほぼ3DK。6畳の洋間と和室、それに5畳の洋室という間取りでした。
ただ、一番端の部屋だけは、5畳の洋室ではなく、3畳ほどの台形の洋間でした。
私は運が良いのか悪いのか、3畳の洋室を割り当てられました。
通常、新入社員は、1室与えられるということはなく、6畳の和室を使用している先輩社員の部屋に間借りするような形で、研修期間を過ごさなくてはならないのです(^_^;)
新入社員の中には、会社でも寮でも息の詰まるような研修期間に耐えられず、途中で帰郷してしまう人もいたようです。

無事に研修期間を終えた私は、そのまま首都圏勤務になり、入寮して6ヵ月後には、5畳の部屋に移る事が出来たのでした。そして更に数ヶ月後には、同室の先輩の結婚退職に伴い、繰り上げで6畳の和室に移ることが出来たのでした。

寮の暮しの良いところは、何といっても家賃が安いことですね。
安いといっても、2万円払っていましたが。。。(^_^;)(そのうち1万円ほどが家賃補助として支給されました) しかし、いくら家賃が安いといっても、寮の規則はそれなりに厳しく、親兄弟でさえも、寮の部屋に泊めるには許可が必要だったし、台所やお風呂やトイレを使う度に、お互いがかち合わないように気を使うし、自分で部屋を借りられるほどの余裕があるなら、早く出て行きたいと思っていたのは皆同じだったようです。
先輩は次々に結婚退職や、自己都合退社し、退社しなくとも、息苦しい寮を出て一人暮らしをする為に出ていきました。

そして私もついに、寮を出る決心をしました。1994年の12月の事でした。
入社当初はバブル全盛期だったせいもありますが、年々新入社員は減り、十数戸借り上げていた寮の部屋は、その時3,4戸を残すだけになっていました。
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