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第三章☆二度目の部屋探し:26.非常ベル

住みはじめて1年ほど経過した秋の夜、会社から帰ってメール&チャットをしていたとき、いきなり非常ベルが鳴り始めました。
火事!?
とりあえずパソコンはそのままにして、とりあえず廊下に出てみましたが、夜も11時を過ぎたというのに、あまり人が居ないのか、出てきたのはほんの2、3人。
この時初めて隣の人の顔を見ました(^_^;)(割と普通の人だ・・・)
「きっと誰かがイタズラしたんでしょう」
隣の人と2つ、3つ言葉を交わして、結局部屋に戻りました。
しかし、けたたましい非常ベルの音はいつまでたっても鳴り止みません。
そのうちに、裏手の団地や隣のマンションの人まで出てきて、マンションの周りを取り囲み始めました。その数およそ20数名。
非常ベルは依然鳴り続けたまま。これがかなり近所に響きます。隣のマンションの人だって眠れたもんじゃないでしょう。
ベルを止める手立てがわからないまま、みんなであわあわしていると、とうとう消防車がやってきました。ほんとにどっか上の階が火事なのだろうか?逃げる用意とかしなくちゃいけないのかな?どうしよう。
パトカーもやってきました。
いよいよ不安になってきたので下まで降りてみました。見物人に混じって、上を見上げてみましたが、特に火の手があがっている様子はないです。謎めき。
普段は人がほとんど居ないエントランスですが、後にも先にもこれ以上賑わうことはないだろうというくらい、入居者と近所の住民でいっぱいになりました。
鳴り始めてから30分くらいはたった頃、どこからともなく警備会社の人らしき人物が現れ、管理人室の鍵を開け、ようやく非常ベルが止められました。
静かになったので、近所の住民たちや、マンションの入居者も部屋に戻り始めました。
警察が、一戸づつ部屋で火災報知器が鳴るようなことをしなかったかどうか、確認しに来ました。
どこの階の非常ベルが鳴らされたのか、確認しているようです。
消防車はしばらくの間居ましたが、警察のチェックが終わる頃には帰って行き、いつも通りの静かな夜が戻ってきました。やれやれ。

パソコンの向こうの人たちは、面白がってましたね(^^;

翌日、非常ベル騒ぎの報告でも張り出されるかと期待していましたが、何にもなかったです。
こういうマンション(管理会社)なんですね。。(^_^;)

数ヶ月後の早朝、またもや非常ベルが鳴りましたが、今度は誰一人として出てこず、消防車も来ませんでした。。
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